Eternal childhood

すぅーーーーはぁーーーー

こどもとお話

 

唐突で申し訳ないのですが、子供にはトイレに行きたがらない子がいます。 去年は3歳の男の子。 そして今年は2歳の女の子。

 

子どもによってその理由は違うと思うのですが、2歳児の女の子は、今のところの予想は遊びに夢中でおしっこなんてしたられない、と言った感じ。 折角便座に座ってしてもゆっくりしないものだから(つまり十分出し切らないから)、その10分後にはお漏らししている。

 

先日もいやがる彼女をやっとこ便座に座ってもらったものの泣く寸前、歌を歌ったりしてなだめるものの全然聞く耳もたない。 そこにやってきたベテランM先生。 先生は他の子をトイレに連れてきて偶然我々を発見、すると泣きべそかいてる私のクラスの子にそっと話しかけ、数字を小声で数え始めました。 すると彼女は先生の声、目、雰囲気に吸い込まれるように静かになり、無事におしっこも出し切り穏やかにトイレタイムが終わりました。 

 

そしてM先生の彼女への閉めの言葉は「よく身体の声を聞きましたね」でした。

 

さすが、M先生〜、と心の中で手を合わせたのでした。

 

小声、耳元でささやく、少しずつマスターして行けたらと思っています。 

 

あと遊んでいる最中に子供をトイレに連れて行く作戦としては、

ハミングか歌を歌いながら何気なくさらっと子供の手を取りトイレに連れて行き、そのまま便座に誘導する、というのもあります。 これはベテランH先生の手法。 子供は何が起こったのかあまり気付かぬままに用を足して、また遊びに戻って行きます。 彼女にかかると大人も夢の中?のようになってしまう。 

 

様々な得意分野を持った先生に出会える今の環境はありがたいです。 今迄彼等の真似をしようと懸命だったけど、私独自のものも発見したいと思うようになりました。 そこでやっとタイトルの「こどもとお話」に辿り着きました〜。 ここまで来て下さりありがとうございます。

 

現在2歳から4歳の子供達がいるクラスでアシスタントティーチャーをしています。 手遊びや子供との会話が苦手な私が子供達を静かに集中してもらえる方法は、絵本を読む事。 今のところのレパートリーは「11ぴきのねこ」と「11ぴきのねことぶた」の2冊。

 

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「11ぴきのねこ」 馬場のぼる著

この本を何度読んだか分からない程読んでいますが、子供達はそれでも熱心に聞いてくれます。 読む度に感じるのは、彼等はいつもねこになり、ブタになり、思い切り本の登場人物になりきって感じきってる事。 悲しくなったり、驚いたり、喜んだり、嬉しかったり、いじわるしたり、絵も生き生き描かれ、子供達はいっぴきいっぴきの表情をじっくり見ては指を指して教えてくれます。 

 

いつか11ぴきのねこについて調べたら、「11ぴきのねこが変えた人生」 と題する記事を見つけました。 記事に描かれた方は小学生の時にこの本に出会い、高校生になる迄自分を元気づける為にこの本を開いていたそうです。

 

withnews.jp

 

お話や読み聞かせで大事なのはどんなお話を、どんな本を選ぶのかなのだと思います。

これからも子どもの本やお話を探します!